最終更新日 2025年3月27日 by edgea
「競馬の歴史を知りたい」
「競馬発祥の国はどこ?」
「暴露王の評判が知りたい」
競馬は日本では歴史の浅い物と考えられていますが、実は英国など欧州では非常に歴史の古い物です。
世界初の競馬場が誕生したのは1540年で、正式なルールと専用の施設が誕生したのはその頃ですが、それ以前に近代的なルールを用いられずその地域独自のルールに即したレースが各地で行われていたと伝わっています。
競走馬の品種改良もそのころから進み、サラブレッドが登場するのは17世紀に入ってからです。
サラブレッドは英国で複数の牝馬とアジアから輸入されたアラブの馬とを交配して生まれたといいます。
その後何世代にもわたって改良を重ねた結果、現代のような走る姿が美しい馬に変わりました。
【あわせて読みたい】
これから競馬を始める人必見!競馬予想サイトの暴露王がおすすめの理由を解説しています。
→暴露王ってどうなの?競馬予想サイトについてのまとめ
目次
競馬発祥の地は英国
フランスでは英国に遅れること約160年、1700年に初めて誕生したといいます。
そのため、発祥の地は英国と言って間違いないでしょう。
18世紀となるとフランスでもサラブレッドを使ったレースを開始するようになり、英国から馬を輸入するようになりました。
この時代となるとレースの記録も公式文書で残されるようになり、歴史上貴重な資料が現代にまで伝わっています。
馬の障害競走が始まったのは1752年にアイルランドのコークで行われたのが最初だと、記録に残されていました。
馬の競り市や現代でも残る著名なレースが誕生したのは、この時代からだといわれています。
19世紀に入るとイタリアやドイツでもレースが開催されるようになり、欧州ではレースに賭けることは紳士のたしなみと考えられるようになりました。
日本でもこの時代に伝わっていますが、まだ一般的ではありません。
当時は江戸時代末期で、一部鎖国が解かれて横浜に外国人居留地が設けられたことから歴史は始まっています。
居留地競馬と呼ばれるものが日本最古の物でした。
1866年に江戸幕府が公式なレース場を横浜へ建設
1860年に横浜市内で行われたものが資料として現代まで伝わっています。
翌年には居留地内の海岸に馬場が建設されてレースを開催するようになりました。
更にその翌年には日本初の洋式競馬場やレースクラブの前身ともなる組織が誕生し、日本に着々と根付いていくようになったといいます。
1866年に江戸幕府が公式なレース場を横浜へ建設してからは盛んにおこなわれるようになりました。
当時レース場は治外法権で、幕府や明治政府の影響を一切受けずに馬券が売買されたといわれています。
横浜以外の地域では神戸に一時的にレース場が造られましたが、定着はしませんでした。
それ以外の地域でもレース場は多数造られるようになりましたが、馬券の販売が当時は禁止されていたため、経済的な事情で定着せず、明治30年代までにはすべてなくなってしまいました。
日本では古来から馬が身近な動物・財産として認識されていた
日本で定着した理由は馬が身近だったからにほかなりませんが、日本では古来から馬が身近な動物・財産として認識されていたのは事実です。
朝廷の儀式でも古来馬を使ったレースが朝廷により開催されたという記録も残されているほど、日本では馬が身近にいたといえるでしょう。
日本人運営の初の近代的なレースは1870年に現在の靖国神社に当たるところで兵部省主催で開催されました。
当時は賭け事が禁止されていたため、馬券を販売することはできませんでしたが、レースの勝利者には賞品が与えられるようになりました。
レースは軍馬だけではなく一般の馬も参加ができ、勝利した人はもらうことができたといいます。
1日に15レース程開催され田と考えられ、1872年には商品から賞金へ変わり、各種優勝者の賞金は当時のお金で1円でした。
年3回の神社のお祭りで開催されており、息抜きの一つであったと考えられています。
吹上御殿・三田育種馬場・戸山学校などでも同様のレースは開催
最大参加頭数は268頭、1日最大20レース開催されたと記録に残っていました。
軍人たちの勇壮な姿を見に、多くの人たちが集まったとされています。
その後徐々にレース場が手狭になっていったことから、1898年に中止・1901年には馬場も廃止されてしまいました。
吹上御殿・三田育種馬場・戸山学校などでも同様のレースは開催されており、地域を賑わせていたといわれています。
昔朝廷で行われていた祭典の意味合いを込めたレースと考えて実施されていたという説がありますが、定かではありません。
日清・日露戦争を経て軍馬の増強を兼ねて馬の改良に取り組むようになった結果、レースを行う必要性を時の政府が考えるようになり、馬券発行を行うレースが開始されるようになったのは1905年、明治38年の事でした。
池上・札幌・函館・川崎・板橋・目黒・松戸などの各地にレース場が誕生し、多くのレースが開催されていました。
しかし1908年に当時の司法大臣の手によって馬券販売禁止されてしまいます。
まとめ
その後景品競馬などを経て、馬券を販売する公認レースが登場したのは1923年、大正12年の事でした。
その後国営で運営されるようになったのは昭和21年、1946年となり、現在まで多くの地域で開催されています。
中央だけではなく、地方でも現在多数のレースが開催されているのも事実です。