最終更新日 2025年3月27日 by edgea
目次
・台風に備えてできる限りの準備をしておく
毎年8月下旬から10月上旬にかけて台風が発生します。
実際に日本にも接近、上陸し、様々な被害を経験した人も多いものです。
台風は突然上陸するものではなく、事前にだいたいの被害が出そうな時間も分かり、接近や上陸するまでには時間があります。
そのために台風の接近や上陸に備えて個人でもできる限りのことをやっておきたいものです。
しっかりと備えをしておくことによって、自分や家族、自分の家だけではなく、周りの人の命や財産を守ることにもつながるでしょう。
台風シーズンが始まる前に準備しなければならないと思いつつも、なかなか何を準備してよいのかわからないという人も多いものです。
災害アドバイザーの吉野勝秀さんは「まず家の中で準備しておきたい対策グッズとして大切なものは、停電時の準備と非常食、防災グッズが挙げられます。接近や上陸すれば、強い風が吹き木が倒れたりさまざまなものが吹き飛び、電線が切れて停電になるケースも多いものです。真っ暗な室内では様々な段差や家具などにつまずき、予期せぬけがをすることも考えられるため十分な注意が必要です。」とおっしゃっています。
懐中電灯はいつでも使えるように枕元やリビングの目立つ場所、できることならば常に目に入り手の届くところに置いておくのが一番です。
また停電の際にはテレビもうつらなくなることから情報収集することが難しくなります。
この時に情報収集に使えるものが携帯電話やスマートフォン、パソコンなどです。
これらは常に使えるように準備をしておき、手動の充電ができるものを準備しておくと安心です。
・復旧するのに時間がかかる水道にはウォーターサーバーがおすすめ
そして大雨が降り強い風が吹くことから、場合によっては水道管が破損したり、集合住宅の場合には貯水タンクが破損するケースも考えられます。
こうなると水道は断水することになるでしょう。
被害にあったニュースなどを見ていると、マンホールから水が吹きあがっている映像を目にしたことがある人も多いことでしょう。
電気や水道、ガスなどのライフラインが止まり一番最初に復旧するものは電気だと言われています。
水道は復旧するのに時間がかかるケースが多いものです。
1日に大人一人が必要とする飲み水の量は1日当たり3リットルほどといわれています。
もしも夫婦で1週間分を備えるのであれば飲み水だけで合計42リットルが必要です。
子供がいる家庭であればさらにその数は増えることでしょう。
しかしこの量を常に備えておくことはなかなか難しいことです。
このようなときに便利に利用できるものがウォーターサーバーです。
ウォーターサーバーのパックには約12リットルの水が入っています。
予備も含めて2パックもあれば十分な備えになることでしょう。
停電していても常温であれば飲み水を確保することができ、電気さえ復旧すれば熱湯を使うこともできるため、赤ちゃんがいる家庭では粉ミルクの調乳も可能で、寒い時期には温かいスープやお茶も飲むことができます。
乳幼児や高齢者がいる家庭には、ウォーターサーバーは非常におすすめのものと言えます。
・最低でも3日分の食料を準備しておく
そして最低3日分の非常食も必要です。
台風の被害にあって自宅から出られなくなったり、自宅から出られたとしてもお店で食べ物や飲み物は十分に使えなくなる可能性も考えられます。
このような時を想定し最低でも三日分の食料を準備しておかなければなりません。
停電になれば冷蔵庫も使えなくなるため、生ものなどは食べるのはやめましょう。
非常食として利用できるものは火を通さずに食べられるものや、水を入れただけで調理できるもの、着火剤の付いているものです。
このようなものだけで3日間を乗り切れるかどうかを、日ごろから十分に確認しておく必要があります。
そして防災グッズのセットを持っていることで、またそのほかの災害でも安全に避難をすることができたり、最低限の食べ物を確保することができたり、けがをした場合には応急処置も可能となります。
防災グッズも数多く販売されていることから、どれを選べばよいのかわからないという人も多いかもしれませんが、近年人気を挙げているものが防災士が認定しているものです。
万が一の自然災害が起こる前に家庭にも一つ用意しておくと安心です。
・最も多いのは強風による被害なので窓ガラスの補強は大事
そして家の外で準備したい台風対策としては、まず第一に窓ガラスの補強です。
雨戸やシャッターがあれば安心ですが、近年の住宅では雨戸やシャッターがない住宅も多く見られます。
最も多い被害が強風による被害で、強い風が吹くことで小石や枝木、看板や屋根瓦など様々なものが飛んできます。
この飛んできたものがガラスに当たればガラスは粉々になり、家の中に雨がふきこんで水浸しになるだけではなく、割れたガラスによってけがを負う可能性もあります。
このような危険を防ぐために便利なものが飛散防止フィルムです。
特殊なフィルムを窓ガラスに貼り付けることにより、窓ガラスが粉々に割れることを予防することができます。
強風による被害を防ぐためにも、ベランダなどの不要なものは片付け、雨具やシャッターにがたつきはないかを確認しておきましょう。
また日頃から屋根や外壁に傷みがないかどうかを確認し、補強しておくことも大切です。