最終更新日 2025年3月27日 by edgea
1,物件タイプが日本とは大きく異なる
バンコクの不動産事情は日本と異なる点も多くなっており、注意が欠かせません。
またかつては発展途上国として物価も安く、それに伴って物件も巨大な部屋がリーズナブルに利用できたのですが、この辺りの事情にも変化が見られます。
まずバンコクでの物件選びで気をつけたいのは、物件タイプが日本とは大きく異なる点です。
日本では基本的にマンションなどの区分所有建物と一戸建てに別れますが、あちらでは異なります。
費用やサービスでコンドミニアムの他に、二種類のアパートから選ぶのが一般的と言えるはずです。
最初にコンドミニアムですが、こちらは一棟のマンションの各部屋を、それぞれ別のオーナーが運用しているタイプとなります。
このために同じ建物でも、オーナーの意向で賃料などの条件面が異なることがしばしばです。
アパートに関しては通常通りのものと、サービス付きに別れます。
サービス付きのものは宿泊施設とアパートの中間くらいの位置づけで、清掃などが付属してきます。
このサービス付きが価格帯では最も上級なタイプとなり、ついでコンドミニアムとなるのが一般的です。
日本人が物件選びをする際には、コンドミニアムを選ぶケースが多くなっています。
それぞれの利点、欠点を見ていくとコンドミニアムは賃料と設備のバランスが良いのですが、一部屋ごとにオーナーが変わるので、対応に違いが出てきます。
したがって修繕対応などにばらつきが出てくるので、ここが選ぶ時のポイントになるでしょう。
2,サービス付きアパートは割高
サービス付きアパートに関しては設備や機能性で優れる分、割高となります。
後は従業員が清掃のためなどに部屋に入りますから、セキュリティ対策を考えたほうが良いはずです。
アパートは最も廉価で利用でき、デメリットも少ないですが利点もあまりありません。
あまり費用を掛けずに生活したい時には、選択肢として考えてみましょう。
上記いずれにも共通しているのが、ファシリティの充実度です。
特にサービス付きとコンドミニアムに関しては、ジムやプールが設置されていることは珍しくありません。
日本に比べるとかなりゴージャスな設備ですが、それでもこちらに比べるとリーズナブルな賃料で借りることが可能です。
なおバンコクと言えばかつては広大な室内面積を誇る建物が多かったのですが、現在は事情が異なってきており、昔の知識とは異なる面がでてきています。
大体1990年ほどまでは200平米と言った、巨大な室内空間を持つ建物がよく見られました。
しかし現在はタイの方も経済成長を経て、日本と同じようなレベルの建物が多くなってきます。
このために3LDKなど、日本国内と同じような感覚で探していくことができるでしょう。
もちろん古めの物件でしたら巨大な室内空間を持つ建物を選ぶことができます。
3,デポジットと前払家賃が請求される
ここまでは物件について見てきましたが、ここからは契約面や法律関係について紹介していきます。
こちらは日本とは異なる点が多いので、気をつけておくことが大切。
こちらに比べて有利な点もあれば、注意点もあります。
まず契約の初期費用はシンプルで、デポジットと前払家賃が請求されるのが一般的です。
デポジットは退去後に返金される仕組みとなり、二ヶ月分程度を想定しておくと良いでしょう。
前家賃は一月程度を払い込みます。
後の礼金とか敷金、手数料などについてはオーナー側が払うのが普通なので、利用者としてはメリットです。
契約については英語で書面が用意されるのが一般的となります。
これはオーナーが決めていくので、契約の際には内容を吟味することが大切です。
場合によっては借主に不利な条件での契約内容になっている可能性もあるため、サインする時には気をつけて下さい。
ディアライフバンコクのようなバンコクの不動産関係に詳しい業者のサポートを得ると、内容について有益なアドバイスを貰えるはずです。
また場合によっては契約書を作らないオーナーもいますが、当然リスキーであるのは言うまでもありません。
4,ディアライフのような信頼できる業者を選ぶ
この点に関しては日本の不動産業者に依頼することで、契約書を含めて仲介してくれるものがあります。
賃貸契約の更新は日本と違って自動更新はほぼないと考えて良いでしょう。
借主側が時期になると、書面を用意して更新を申し入れることになります。
契約終了の一月から二月ほど前に申し入れることになるので、忘れないように気をつけたい部分です。
不動産となると気になるのが瑕疵の問題ですが、バンコクではこの点に関してはおおらかとなっています。
日本でしたら雨漏りがしたり設備に不具合があれば瑕疵として責任問題に発展しますが、向こうでは若干のトラブルがあるのは日常茶飯事です。
逆に言えば日本国内があまりにも徹底しているので問題は起こりにくいのですが、海外ではちょっとした不具合は頻繁で、そんなに気にする習慣がないようです。
バンコクで不動産物件を選ぶ際には他にも洪水対策や蚊の問題、日照に関してなど注意点が数多くあります。
選ぶ際には日本国内で、向こうの事情に詳しい業者を選んでいくと頼りになるでしょう。